客層が未だによくわからない。

とりあえず、今日のは解説不足ですかね。

つーか、どこまで説明を入れればよいものやら・・・。


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つーことで、ちょっと詳しいCRナナシーゲット(豊丸産業)の解説でも。


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初代のナナシー(豊丸産業)は、1996年に一般電役として発表されました。

一般電役」は、「大当たりを消化している最中もデジタルが回る」という特徴を持っています。


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では、「大当たりの最中にデジタルが再び当たった場合」は、どうなるかと言うと・・・。

なんと、その時点から再び大当たりがスタートします。

そのため、当たりを引き続ければ延々と大当たりラウンド中のままという仕様でした。


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ただ、「大当たり中にまた大当たりが始まる」ということは・・・。

「最初の大当たりはその時点で終わる」ということになります。

つまり、本来2回分の出玉を得られるはずなのに、即連すると、1.5回分くらいになったりするのです。

特に、ナナシーの場合は大当たり中1回転目で連チャンした場合、電チュー(アタッカー)の連動の関係で、出玉が逆に1箱を切るという場合がありました。


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「早めの大当たり」は嬉しいけれど、「早すぎる大当たり」は出玉減となる不思議なスペック、それが一般電役


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さて、そんなナナシーが世に出て約9年。

ついに、その「大当たり中の連チャン」を実現する後継機がやってきました。

それが、CRナナシーゲット。


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まず、「大当たり中に連チャンした場合、どうやって出玉をフルに得られるか」という問題がありますが。


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この機種の場合は、「抽選する乱数」を2つ用意することで解決しました。

液晶下のチャッカーがメインデジタル。

そして、右側にあるチャッカーが、もう1つの大当たり抽選となるゲット図柄。


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さて、ここからはちょっとした推測です。


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まず、メインデジタルが当たって、大当たりが始まります。

この時点でゲット図柄は、連動電チューを使った大当たりシステム上、ほぼ一定となる「大当たりの消化時間」を逆算していると考えられます。


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そして、大当たり中に右側にあるゲットチャッカーに玉が入ればゲット図柄が抽選されます。

これは、回転開始のタイミングと、ハズレ時の回転時間を一定に定めているようです。

下側にあるアタッカーや中央の電チューが閉じたときにゲット図柄が回転するのは、そのためかも。

この一定の時間を定めることで、大当たり中はゲット図柄を最大20回転まで回すことができるようです。


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ただ、ここで一番重要なのは、ゲット図柄の当たりを引いた場合です。


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まず、ゲット図柄がロングリーチになり、そして液晶上部のゲットランプが点灯。

その後、ゲット図柄が3つ揃いになります。


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ただ、ここでしっかり見てみるとわかるんですが・・・。

ゲット図柄が3つ揃いになった後も、図柄は停止していません。

ゆらゆらと揺れています。


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これは、「図柄がまだ確定していないこと」を意味します。


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「図柄が停止した時点で図柄は確定する」=「大当たりの図柄が停止すると、その直後に大当たりが発生」

このようなルールがあるため、メインデジタルの大当たり中は、ゲット図柄をまだ大当たりの状態にしていないのだと考えられます。


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もう大当たりするのは決まっているんですが、2回目の大当たりが途中で始まらないように、まだ図柄を確定させないでいるということでしょう。


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それを、メインデジタルの大当たりの残り時間を逆算した時間だけ待たせていると考えられます。<1回転目の当たりなら●分●秒待ち・10回転目の当たりなら▲分▲秒待ちみたいに

もしかしたら、連動電チューの保留個数によって逆算しているかもしれません。<NANA電チュー4個・SEVEN電チュー2個なら■分■秒待ちみたいに


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どちらの場合も、SEVEN電チューの空振りによってゲット図柄の大当たり発動が遅れることになりますね。<最大40秒で間に合うのかな?


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そして、メインデジタルの大当たりが終了した直後(+最大40秒)に、ゆらゆら揺れていたゲット図柄の3つ揃いが完全に停止。

そして2回目の大当たりが発生します。


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おそらく、こんな素敵な逆算によって、出玉をフルに得る方法が考え出されたのだと思われます。

ナイスです、豊丸さん。


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ちなみに、ハズレの回転も、よく見ると図柄が表示された後に一定時間揺れていますので確認してみるといいかも。

ハズレ表示を出しても、すぐに静止しないことで、(当たり以外の)回転時間を一定に保っているんでしょうね。

・ハズレ回転・・・●●秒後に静止(即ハズレやリーチがかかっても完全に停止するのは同じタイミング)

・当たり回転・・・逆算により、どのタイミングで回転した図柄でも大当たり終了後に止まるように調整(回転ごとに時間が異なる)


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ただ、メインデジタルが当たって、その直後にメインデジタルが再び当たると・・・。

ゲット図柄みたいに完璧な逆算はしませんが、1分程度だけ図柄が停止せずに待っていてくれます。

大当たり中のメインデジタルの回転がやけに遅いのは、この可能性があるための対策なんでしょうね。


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そのため、1回転目での連チャンでも、なんとか1箱半ほど得ることができました。

ナナシーの場合だと1箱弱だったことを考えると、それでもまだ親切ですよね。


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つーか、ゲット図柄が一度も揃わなかったのに、メインデジタルが連チャンするって何事ですか_| ̄|○

つか、ゲット図柄の動きの確認は、隣の友人の台で行いました・・・_| ̄|○<切ない